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あぶらやの宿装飾-犬矢来

元来は、馬が家の塀を蹴ったり、犬のオシッコで汚れるのを防ぐ、という目的があったようです。木で格子を組んだ型・丸竹を数本並べた型・割竹を並べた型など、様々な様式があります。また、竹が曲げてある型では、その上には登れにくくなるため、泥棒の侵入を防ぐ、という効果もあったようです。

お正月の風物詩、門松に見られるように、竹は「おめでたい」ことの象徴としました。降り積る雪に負けることなく、絶えず枝葉を伸ばし続ける竹のように、お子様にも苦境に折れず、迷わず一直線に進み、逆境を跳ね返す強い心を持って欲しい。 竹の特性、つまり「割易く、削り易く、曲げやすい」という性質が、曲げたものを並べる、という犬矢来に適していたのでしょう。

金沢町家あぶらや

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